足りてますか?若さを保つ○○性
「老けないために運動」それは大正解。でも、その前に……。
まずは『無理なく動かせる体』を整えることが先決
運動不足が年齢の加速を招くのは紛れもない事実です。だからといって、一念発起していきなりウォーキングやジム通いを始めることには、思わぬ落とし穴が潜んでいます。
良かれと思って始めた運動が、かえって体に過度な負担を蓄積させてしまうケースが少なくないのです。
これがいわゆる、「真面目に運動しているのに、効率を落としてしまっている方々」の実態です。
骨格のバランスが崩れ、筋肉が偏った状態のまま無理に動かせば、運動の成果が出ないどころか、特定の関節や筋肉だけにアンバランスな圧力が集中してしまいます。
結果、体は防衛反応を起こしてガチガチにロックされ、動くのがますます億劫になり、さらに本来の力が発揮できなくなるという「不調のループ」にはまり込みます。
見過ごせないのはそれだけではありません。60代後半を過ぎると、日々のふらつきや足元の変化がきっかけとなり、自立した生活を維持することが難しくなるリスクが高まります。
「自分は大丈夫」と思うかもしれませんが、これは明日あなたの身に起きてもおかしくない、極めて身近な現実なのです。

25年くらい前でしょうか、私は以前、「もう一度、自分の力で軽快に歩きたい」と切望する、71歳のお客様のサポートに向き合ったことがあります。
その方は、予期せぬ転倒から長期間の療養生活を余儀なくされ、その間に足腰の元気や柔軟性がみるみる低下してしまいました。
当時は、年齢的なことも重なり、元のようにアクティブに活動することは非常に難しいのではないかと、ご本人も深く悩まれていました。
ほんの半年前には、若い人でも音を上げるような険しい山々を縦走していた方が、です。
60代後半になれば、つまずきやすくなるのは自然の摂理。その時に、関節が硬くなり、本来のしなやかさを失った体を放置していれば、いざという時に踏ん張ることもできず、そのまま生活の質を大きく下げる結果を招いてしまいます。
そして、それが活動的な毎日から遠ざかるきっかけになってしまうのです。
◆ 令和5年時点で、65歳以上の人口は3627万人。実におよそ3.5人に1人が高齢者という「超高齢社会」です。
◆現在、65歳以上の「5人に1人」が要介護状態に陥っており、そのうち80%は自力での立ち上がりや歩行に明らかな支障が出る「要支援2以上」という深刻な数字が出ています。(参考) 厚生労働省『介護保険事業状況報告』/ 総務省統計局『人口推計』
(要支援2は、立ち上がりや歩行にサポートが必要になるレベルです)
内閣府の「高齢社会白書」(2021年版)が突きつける不都合な真実があります。介護が必要になる最大の原因として、男性では脳卒中などに次ぐ4位、女性にいたっては認知症に次ぐ「第2位」が【骨折・転倒】なのです。
さらに東京消防庁のデータによれば、高齢者の日常生活事故で救急搬送される原因の「10人に8人」が転倒によるもの。しかも、その約60%が、見慣れたはずの「自分の居室や寝室」で起きています。
特別な場所ではありません。あなたが今、もっとも安心しているはずの「その部屋の中」で事故の8割が発生しているのです。
転倒時の代償は重く、頭部や顔面のケガの多くは軽症で済むものの、足腰(下肢)を骨折した場合、その「80%近くが入院を要する重症」に分類されます。つまり、一度の転倒が、そのまま長期の療養生活へ直結する可能性が極めて高いということです。
また、東京都のデータを見ても、女性の「健康寿命(自立して生きられる期間)」の延伸順位は常に全国下位争いを低迷しており、個人の努力が行き詰まっている現実を露呈しています。
健康寿命順位(都道府県別)


参考:厚生労働省「第16回健康日本21(第二次)推進専門委員会資料」(令和3年12月)
原因は明白です。
年齢を重ねてもアクティブに過ごしたいという意識に対し、肝心の「肉体の基本構造(骨格としなやかさ)」が追いついていないからです。
危機感を覚えて慌てて運動を始めても、筋肉や関節がガチガチに硬直した状態のまま無理に負荷をかければ、特定の部位にばかり負担が集中し、かえってスムーズな動きを損なう原因になります。
自立した毎日を守るために始めた運動のせいで、体をスムーズに動かせなくなり、お出かけの機会を失ってしまう――これほど報われない話があるでしょうか。
だからこそ、あなたがまず取り組むべきなのは、筋トレではなく「筋肉と関節を解放し、本来のしなやかさを取り戻すこと」なのです。
骨格がスムーズに動いて初めて、体本来のめぐりがサポートされ、肉体が持っているポテンシャルが引き出されます。
これこそが、ガチガチに固まった重だるさから解放され、軽快な毎日を送るための秘訣です。

解決策として、毎日ハードなヨガやピラティスをこなすか、専門的な施術を定期的に受ける方法があります。
しかし、すでに柔軟性を失った肉体を無理やり動かすことには大きな負担が伴い、専門知識のない方が一人でピラティスを継続するなど、現実的にはかなりハードルが高いものです。
では、従来の骨格調整なら変わるのか? と言えば、実は「施術を受けるだけ」で理想的な可動性を維持するのは非常に難しい、というのがこの業界の現実です。
理想は、バランスの崩れた骨格の調整と、正しい動きを体に覚え込ませるアプローチを「同時」に行うことに他なりません。
事実、私が大手ボディケア店や美容整体の現場で修業をしていた頃は、施術の後に「自宅でインターバル速歩や下半身の筋力トレーニングを行ってください」と、お客様に重い宿題を課していました。
しかし――
「動くこと自体が億劫でツライ!」と悩んでいるお客様に、さらなる宿題を強いるのは本当に正しいのだろうか?
自宅でのケアをこなしてもらうためには、まずは私たちの手で「無理なく、ラクに動かせる体」の土台を作って差し上げるのが先決ではないのか?
限界の状態で耐え忍んでいるお客様に対し、家でも動いてくださいと、「それができれば苦労ないですよ」というアドバイスするのは心の痛むことでした。

「お客様に無理な努力を強いることなく、施術だけで骨格本来のパフォーマンスを引き出す技」の開発に没頭し始めました。
試行錯誤の闇を進む中、日本の徒手系学会に所属し、高齢者運動医学の分野で高い実績を持つ粕谷氏との貴重な出会いを果たします。
私の提唱する理論と熱意に共感してくださった氏は、その膨大な先進の技術と知識を私に伝授してくださったのです。
その出会いから2年、約3000人もの肉体と対峙し、研究を重ねた結果、ついに独自のメソッドが完成。
2005年5月9日、満を持して開業を迎えることができました。構想から完成まで実に3年。お客様の快適な毎日を支え、心からの満足を提供するためだけに磨き上げた、当院完全オリジナルの骨格デザイン技法をぜひ体感してください。

※重要:セルフケアは「動ける体」になってから
当店の施術初期において、自宅での面倒な筋トレやストレッチといったホームケアを頑張る必要はありません。
まずはベッドに横たわり、リラックスして施術を受けていただくことで、効率よくコンディションのベースを整えていく――それこそが、この技法が多くの支持をいただいている理由です。
“体が一番の資本”と言われるように、頼りになるのはいつでも自分自身の健やかさです。もし、ヨガやトレーニングを頑張っても成果を感じられないなら、それは「体が硬すぎて、自力では効率よく動かせなくなっている」という、土台見直しのサインかもしれません。
人間の健やかさは、バランスの取れた筋骨格による「美しい姿勢と、正しい体の使い方」によって維持されます。
「長年抱えてきた体の違和感や重さから解放され、軽やかな毎日を送りたい!」と思われるなら、ぜひこの機会にお試しコースから始めてみてはいかがでしょうか?
2012年3月1日(初 版)
2023年2月3日(第2版)
2026年5月9日(第3版)
プレイズ 諸井竜介

