「できるだけ働かずに、自由に生きたい。」
今の若い世代がそんな価値観を持っていると聞いても、私はあまり驚きません。
なぜなら、私自身も20代の頃、まったく同じことを考えていたからです。
朝から晩まで会社で働き、身体を壊して仕事を辞めた私は、「もっと少ない労働時間で生活に必要なお金を稼ぎ、残った時間を家族や自分のために使えないだろうか」と真剣に考えていました。
その結果、ネットワークビジネスにも手を出しましたし、株式投資も5年間やりました。
つまり私は、今の時代ならAIやロボットに期待するような「働かなくてもお金が入ってくる仕組み」を、20代の頃から自分なりに探していたのです。
けれど、実際にやってみると、どうも思っていたようにはいきませんでした。
そして50代になった今、長い時間をかけて仕事をしてきたからこそ、少し違った疑問が生まれています。
人間は、本当に「働かなくなれば」自由になれるのでしょうか。
仕事から解放されることと、人生を自由に生きられることは、本当に同じなのでしょうか。
AIによって人間の労働時間を大幅に減らせるかもしれない今だからこそ、私はもう一度、この問題を考えてみたいと思います。

人は働くために生きるのか~技術が進歩しても、自由な人生が難しい理由
働かないことが自由なのか?20代の失敗と50代の経験から、仕事と自由の本当の意味を考える。
