同じ身体を扱う仕事でも、使う言葉によって、その仕事の見え方は大きく変わります。
「治す」と言うのか、「整える」と言うのか。
「症状を改善する」と言うのか、「コンディションを支える」と言うのか。
それは単なる言葉選びの問題ではありません。
資格制度、広告規制、ウェルネス産業の広がり――。
これまで別々に見えていたものをたどっていくと、療術業界には「資格」だけでは説明できない、もう一つの境界線が見えてきます。
それが、「言葉」です。
20年以上この仕事を続けてきた私自身、今年、ホームページに掲載していた140名を超えるお客様の声をすべて取り下げました。
なぜ、そこまでしたのか。
今回の記事では、国家資格と民間療法の境界、治療とウェルネスの境界、そして広告における「言葉」の意味を、自分自身の経験も交えながら考えてみました。
資格が人を分ける時代から、言葉が人を分ける時代へ。
その境界線は、いったいどこにあるのでしょうか。

医業類似行為の真実⑤―「資格」よりも「言葉」が人を分ける時代
資格だけでは決まらない療術業界の境界線。「言葉」の意味と、これからの仕事のあり方を考える。
