「働かなくてもいい未来がやってくる」
もし、そんな未来が本当にやってきたら、あなたはどう思うでしょうか。
AIが人間の知能を超え、人型ロボットが人間の代わりに働く。
工場ではロボットが製品を作り、店舗ではロボットが接客し、病院ではロボットが医療を支え、家庭ではロボットが掃除や洗濯、料理までやってくれる。
そうなれば、人間は仕事から解放され、好きなことをして生きられる。
――なんとも魅力的な未来です。
けれど、私は最近、少し違うことを考えるようになりました。
そもそも、本当にそんなに簡単に「人間の代わりにロボットが働く社会」は実現するのでしょうか。
そして、もし実現したとしても、人間は本当に「働かなくてもいい」のでしょうか。
ロボットが人間の仕事を奪ったあと、人間は何によって生活費を得るのか。
そのために投資が必要になるとしたら、誰のお金が、どこへ流れていくのか。
さらに、そのロボット社会を支えるために、電力、通信、半導体、インフラにどれほど巨大な市場が生まれるのか。
「働かなくてもいい未来」という、誰もが一度は憧れてしまいそうな未来像を、少しだけ違う角度から眺めてみる。
すると、その華やかな未来の裏側に、私にはどうしても気になってしまう、もう一つの顔が見えてくるのです。

働かなくてもいい未来革命の裏の顔
「働かなくてもいい未来」は本当に人間を解放するのか。AI・ロボット社会の裏側に潜む資本と巨大市場を考える。。
