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間違った運動で寝たきり直行の危険

足りてますか?若さを保つ○○性
「老化防止には運動」それはもちろん!でも、その前に・・

まずは『運動できる体』にしましょう

運動不足は老化を早めます。かと言って、一念発起していきなり運動を始めることには、思わぬワナが潜んでいます。体のために始めた運動で、体調不良を招いてしまうことがあるのです。

それが、間違った運動で体を壊す人々と言われる方々です。

筋肉のつき方がよくない(=体がゆがんでいる)ので、運動の効果がなかなか表れないばかりでなく、 過剰な負荷がかかって肩や腰を痛めたり、ますます疲れが取れなくなったりして悪循環にはまってしまうのです。

それだけではありません。60代後半になると、転倒がきっかけになり寝たきりになる危険まで出てきます。 飛躍しすぎと思われるかもしれませんが、これは意外と身近なところに潜む危険なのです。

これは●新聞の2009年7月1日の記事。似た記事として別の新聞では、同年9月、日本整形外科学会が将来寝たきりになる予備軍が4700万人いることを公表しています。

20年以上も前の話ですが、つらいリハビリで体中の痛みを訴える71歳のお客様の所に出張施術に行ったことがあります。

その方は、下山途中の転倒で大腿骨折し、2ヶ月の入院をするうちに足腰の筋肉が衰弱してしまい、 退院後はベッドから起き上がれなくなってしまったのです。 医師からは、再び歩くことは非常に難しいと告げられたそうです。ほんの半年前、若い人でも登りきれないような高い山々を登る旅をしていた方が、、

60代後半になれば、つまずきやすくなるのは自然なこと。その時に、体が錆びついていたり、膝を痛めていたりすると、踏ん張ることもできずにあっけなく転び、それが次の悲劇を招くことになるのです。

(現状)

◆ 令和4年10月時点で、65歳以上の人口は3627万人。3.5人に1人は65歳以上という割合。

◆ 65歳以上の5人に1人は要介護者である状況で、そのうち80%は要支援2以上を占めるとされています。

(要支援2は、立ち上がりや歩行にサポートが必要になるレベルです)

(参考)
厚生労働省
『介護保険事業状況報告/令和元年度』
総務省統計局
『人口推計(令和4年12月概算値)』

内閣府の「高齢社会白書」(2021年版)によると、介護が必要になる原因のうち、骨折・転倒は、男性では脳卒中、認知症、心疾患に続いて4番目、女性では認知症に次いで2番目多い原因とされています。


また、東京消防庁の救急搬送データによれば、65歳以上の高齢者の日常生活事故においては、2014~2018年の5年間の搬送者のうち10人に8人が転倒によるものです。そのうち、60%弱が居室・寝室で起こっています。


つまり、救急搬送のうち80%がころぶ事故であり、その半数以上が家の中で起こっているという実態です。


さらに、転倒した人が負う外傷例をみてみますと、1位は頭部の外傷、2位が下肢です。頭部や顔面外傷の場合は80%が軽症の挫創や挫傷ですが、骨折、特に下肢の骨折の場合には80%近くが入院を必要とする重症という内訳でした。

上記データを要約しますと、東京都では65歳以上にもなれば、少なからず屋内の何でもないところでつまずいて転ぶ事故に遭い、半数は致命的な大腿骨骨折→要介護・寝たきりになる実態があるということになります。

また、下記の資料からも、東京都女性の健康寿命延伸のための個々の取り組みが行き詰っていることを示しています。

健康寿命順位(都道府県別)

東京都の男性は上位15位以内にランクイン!
東京都の女性はいつまでも下位争いから脱出できず・・・

参考:厚生労働省「第16回健康日本21(第二次)推進専門委員会資料」(令和3年12月)

この原因は高齢者の生活様式がアクティブになっているのに、体の動きがついていっていないからではないでしょうか? 

そのような事態に陥らないために運動しようと思い立っても、筋肉や関節が硬くなり、筋肉の線維自体が衰えている状態で無理に体を動かせば、膝や腰を痛め、逆に転びやすくなってしまいます。

転倒を予防しようと運動して筋肉を損なって転倒してしまうのでは、本当に報われない話です。

ですから、まずしなければならないのは、実は筋肉と関節を柔らかくすることなのです。柔軟性を養うことで、動きやすくなるとともに血行がよくなり、内側から新生します。それが、コリや痛みのない体を手に入れる秘訣なのです。

身体が硬いのは親のせいではありません

それには、毎日ヨガやピラティスをするか、定期的に施術を受けることが解決策になります。しかし、錆びついた筋肉や関節を動かすことには相当の苦痛が伴い、毎日のピラティスは現実的にはかなり難しいことになってきます。

また、骨格矯正も、それだけで治せるかといえば、従来の方法では実は非常に難しいというところば本当です。 理想は、骨格矯正とエクササイズの両方を同時にこなしていくことです。

事実、私が骨格矯正院で修行をしていた頃には、施術のほかにホームケアとして、インターバル速歩や下半身の筋力UPトレーニングをお願いしていました。

しかし、

動くとものすごく痛い!と訴えるお客様に運動をすすめるのはいかがなものか、、、


エクササイズが可能になるには、まずは治療でなんとか動けるようになってからの話なのだが、、、

症状の重い患者さんに、「それができれば苦労ないですよ」というアドバイスするのは心の痛むことでした。

痛いままの運動は不安。頑張れない・・・。

そのような思いから、施術だけで高い効果を期待できる技を研究し始めました。なんとか弱点を克服しなければ、、、。

様々な試行錯誤を重ねる中で、日本徒手医学会で高齢者の運動学で高名な粕谷氏に出会いました。

その折に、私が研究しているリハビリ整体の概要をお話したところ、幸いにも、氏の多様案技術と知識を無償で提供していただけることになったのです。

その出会いから2年、約3000人の施術経験を経て、研究していた技法が何とか完成にこぎつけ、2005年5月9日開業を果たしました。

完成までに実に3年の歳月。お客様に貢献し、喜んでいただける施術の提供を追い求めて開発した 当院オリジナルのリハビリ術を是非お試しください。

健康になれば運動もラクラク

自己ケアは運動できる体になってから そのため、施術初期の最も痛みが激しい間は、自宅で運動するといったホームケアをする必要がありません。

ラクに回復していけるのもこの施術法の優れた特徴です。

体が一番の資本と言われるように、頼りになるのはいつでも自分の健康です。

もし、ヨガやピラティス、筋力UPトレーニングをしても痛みが緩和しないなら、「体を動かして健康になれる」というよりも、「自力で不調から抜け出せなくなっている」サインとの自覚を迫られているのかもしれません。

人間の健康は、゛正しい姿勢、体の使い方”によって維持・発展が促されることも確かです。それは、ゆがみのないバランスの取れた筋骨格によってもたらされます。

「長年おつきあいしてきた痛みに別れを告げたい!」と思われるなら、ぜひこの機会にお試しコースをから始められてはいかがでしょうか?

2012年3月1日(初版)
2023年2月3日(改訂)
プレイズ院長  諸井竜介