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通院回数をこなせば回復するという大きな誤解

人間の治癒に必要な環境というものがあります。たくさん通えば健康体になれると思っている人が多いようですが、それは大きな誤解です。

毎日通っていれば、早く治るんでしょ?

1ヶ月1回行っていれば、そのうち痛みがとれるんじゃないの?

回数で結果が得られるわけではない理由

例えば、あなたが熱を出して風邪を引いてお医者さんにかかり、「4日間朝昼晩3回薬を飲みなさい」と指示され、それを守れば治るとします。

しかし、お薬嫌いで”一日1回しか飲まない”ことを繰り返しても、症状は一向に良くなりませんよね。

薬を 飲んだ時だけ熱は下がるが、次の日には元の高い熱に戻っている、咳きや鼻水は2週間3週間ひっぱるなど、はじめにはなかった症状まで出てきたり。あるいは、2日はしっかり飲んで症状が回復したので、その後は飲まなかったとします。

10代20代であれば、体力があるのでそのまま良くなってしまうこともありますが、一般的な可能性は”後でぶり返す”だろうと思います。

そしてきっとお医者さんから処方される薬の量も増えるでしょうし、もしかしたら、 症状悪化のためにその場で注射を打つ必要があるかもしれません。

では、3日はしっかり飲み続け人はどうでしょうか。まれに、ぶりかえすこともあるかもしれませんが、大抵はその後、何ともなくなりそのまま治癒となるでしょう。 でなければ、だいぶ軽くなり、あとは自分の免疫力と休養で平常の状態を取り戻していくでしょう。

結局、薬を自分のペースで飲む方、途中で薬をやめてしまう方の多くは、追加処置が新たに発生したり、薬を飲む回数も増え、 最終的にはお金も時間もかかるといった結果になると思います。

このように説明すれば、回数は回復への絶対条件ではないことがわかります。 むしろ、あまり重視されない通院間隔こそ、症状回復と早期改善のために見落としてはならない要素だと言えるでしょう。

というのも、本来なら、12回(4日分の合計)かかると思われる症状が、早く回復して9回で済む現象は、 整体や骨格矯正施療の現場においては珍しくは無いからです。

通院回数はなるべく減らしたい、もしそう切実に願うなら、通院間隔さえ守れば良いだけなのです。

順応性を基とした人体の治癒

1回分の薬で風邪が治らないのと同様に、筋肉の症状も1回の施術では回復しません。それは風邪も筋肉の痛みも同じ人間の病気だからです。

逆に1回で良くなると言い切ることこそ、人間の構造や機能にいかに反しているかがお分かりでしょう。

何回も何回も繰り返し覚えこませて、はじめて身体は言うことをきいてくれるものです。

これは、1回勉強したからといって、テストに合格することはめったにないことと同じです。 繰り返し繰り返し勉強するからこそ、覚えこむのであって、その積み重ね次第で難しいテストをクリアできるかできないかが決まりますよね。

また、たとえ良いものであっても、異質なもの、新しいものが加わるという感じであれば、受け入れる土台を整えた上で、それに慣れる段階を踏まなければ、しっくりとなじむことはないでしょう。

つまり、回復した身体自体が、病んだ身体にとっては新しい環境であり、施術は、徐々に新しい環境に馴染んでくるという人間の適応能力(=順応性)を用いているのですから、

体の治癒は回復したくない体の拒否反応と闘いながら、 一進一退を繰り返していくと考えられるでしょう。

一進と一退の間を見極めて後退する前(痛みが出る前ではなく、矯正したものが元の状態に戻りはじめる最中)に施術をする、この間隔が回復には重要なのです。

院長
院長

以上を根拠に、プレイズでは回数よりも通院間隔を確保する体制に重点を置き、会員制を採用することで来院者様にご満足いただけるよう、努めています。