当院では”オンライン問診”は導入しておりません。
問診8割という言葉は、症状の状態把握のための医師用語です。薬は対症療法ですから、原因が特定されなくても症状が正確に把握できれば事足りますが、施術業では原因にアプローチする物理的な処置が回復の決め手になります。
つまり、施術者の手の感覚をもって実際の身体の状態(筋肉の硬さ、関節の緩み度合い、痛みの出る角度、体表温度の違いによって把握できる炎症の有無など)を調べた上で、症状の原因を特定していくことが必要なのです。
筋肉の異常は、骨格(関節)の硬直やゆがみによってもたらされます。関節が硬いという感覚は、関節を動かす検査をしてはじめてわかります。
オンライン問診は痛い場所を一瞬で映し出したレントゲンとさほど差はないのではないでしょうか?
まさに、”百聞は一見に如かず”ならぬ”百聞は一動に如かず”です。
施術は画像で特定できない痛みや不具合を良くするものですが、原因を間違えた状態で施術(やアドバイス)すれば逆に身体を悪くしてしまうリスクがあります。
そういった事情から、話だけを聞く目的のオンライン問診は安易に導入できないというのがプレイズの判断です。