首こりや肩こりは主に筋肉が固まることで起こる首や肩の不快感です。基本的には、生活習慣の見直し、自己ケアで対処できる症状ですが、ストレートネックが絡む場合は適切な処置が必要です。
処置を受けずに運動やストレッチをがんばっても、筋肉をガチガチに固めてしまう傾向が強く、コリが疼痛に変わり、寝違いを引き起こしやすくなったり、首の付け根が激しく痛み出したり、頭痛に似たこめかみやおでこ、耳の後ろの痛みを併発させるケースもあります。
首こり肩こり、繰り返す寝違いで仕事への気力がなくなっていく、、、
肩こり・首こりの痛みの病態と原因
病態について
軽度の症状 |
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横になったり休めば消えてしまう首や肩こり。 ◆トントンと叩きなる ◆振りむくと肩が痛い |
重度の症状 |
薬やシップを貼っても、痛みがほとんど変わらなく、頭や首、腕にも症状が出てくるようになります。 ◆肩がこると吐き気や頭が痛くなる ◆首が痛くなって下向くのがつらい ◆おでこ、こめかみ、アゴがズキズキと痛む ◆肩がせりあがって、力が抜けられない |
原因箇所の広がりに伴う症状 |
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首や肩のコリが首の迷走神経を刺激した場合に出現する症状があります。 ◆めまいやふらつき ◆動悸、息切れ、過呼吸、食欲不振など |
院長
背骨由来に痛みの種類にご注意ください!
※頭部、頚椎、胸椎(肋骨)のズレに由来する症状は、痛みではなく、シビレやだるさで現れることもあれば、 痛む箇所においても、頭痛の発症と同時に肋間神経痛(背中や胸が痛む)を併発する複合症状の場合もあります。
原因について(当院の見解)
【悪い姿勢での作業】 |
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座った姿勢で細かい作業を何時間もすると、頚椎と胸椎の間あたりの骨がズレ易くなります。 このあたりの神経は、主に首肩・肩甲骨まわりの筋肉をコントロールしているため、 ゆがみで神経伝達がスムーズに行かなくなると、肩が緊張し、その緊張が即首と頭まで上っていきます。 コリと頭痛が同時に発症するのは、この機序によるものと考えられます。 また、背中を丸めて座りながら肩を固定し指だけ動かす姿勢(スマホ、パソコンやピアノ)を習慣化させると、首と背筋が過度に緊張し固まってしまい、 デコルテあたりの大動脈血流の妨げになります。その状態が慢性化すると、腕や手にしびれや疼痛を発生させる胸郭出口症候群になりやすい傾向があります。 |
【目の使いすぎ】 |
スマホやタブレット、パソコンの見すぎによる眼精疲労も悪化の要因とされています。 |
【老化現象によるもの】 |
加齢によるものでは、年齢とともに弾力性を失い、椎間板のすり減り、骨と骨の隙間に余裕が無くなることが痛みの原因と思われます。 |
ストレートネックなどの特殊な頸椎の変形 |
通常、首はしなやかな動きができるように弓のように反った形ですが、ストレートネックは首がまっすぐの状態で棒のように硬く、動きも限定されます。 そのため、頭を支える負荷、走るなどの運動時の振動が、直接、首の付け根(後頭部あたり)と肩の付け根にかかり、そのダメージで周辺の筋肉が絶えず緊張するようになり、コリが悪化します。 そして、集中力や意欲がそがれる、頭痛、動悸、 薬の効かない咳、胸が苦しくて息ができない、めまいなどの迷走神経反射(系の自律神経失調症)、背中の痛み等さまざまな症状を引き起こす悪循環体質に陥ります。 もし、あなたが首が痛くて首のゆがみを正してもらっても、少し楽になるだけですぐに再発してしまったり、あるいは、他の症状が取れない-頭痛や腕のだるさ、肩甲骨の痛みは全く取れないといった例外、つまり10人のうち2人はいる例外タイプに当てはまる場合は、ストレートネックなど、ゆがみ以外の頚椎の変形(=ネジレ)を疑ってみるのも良いと思います。 |
肩こり・首こりの痛みの対策
まずは、チェックしてみよう!
頚椎のゆがみを正したほうがよいのかを簡単チェックしてみよう
(1)で2つ以上と(2)で3つ以上チェックのついた方は、次の項目チェックへ進んでください。それ以外の方は、初期判定を確認しましょう。
上の無印6つのうち4つ以上にチェックがつき、マークかマークにチェックついた方は最終判定をご覧ください。
院長
首こり肩こりの原因である頸椎のゆがみを元の正しい位置に戻して、寝れば翌日にはスッキリ爽快!な健康体に変えていきませんか?