日本人女性のヒップタイプは、大まかに分けると3種類あるというのが当院の見解です。
骨盤が閉じてキュッと引き締まった理想的なヒップの形といえば、“桃”です。
くびれがあるメリハリボディです。
標準よりも骨盤が1cm程度の開きで済んでいるヒップは、やや下がりの桃型。
では、太っているわけではないが、スリムでもない中肉中背のヒップは、“和梨型”。
よく見るとヒップが横に広がり下がっています。これは骨盤が標準よりも3cm開いたヒップです。お尻の広がりだけでなくウェストのくびれが無くなりつつあるのがお分かりになると思います。産後に食事制限だけでダイエットした女性、あるいは燃焼系の運動不足に陥りやすい30代中盤の女性に多い体型です。
さて、骨盤が開き切って下がるところまで下がったヒップは、、、
”ピーマン型”です。
これはシニアの瘦せ型女性に多いお尻の形。若い世代でも、痩せてはいるがスリムではない猫背の天性運動嫌いな女性に特に見受けられます。
猫背などの不良姿勢は腰とお腹の筋肉を弱体化させます。それに伴い、おのずと骨盤は開いて下がるため、ヒップの形は上の部分は横長、全体的には縦長になっていくのです。また、このヒップタイプは体型の崩れだけでなく、腰や股関節を不調にさせてしまいます。
標準よりも骨盤が5cm以上開いている人はレッドカード!
開いた骨盤を放置し過ぎてピーマンヒップになってしまったら、もう美尻を取り返すことは不可能と言っても過言ではないと思います。
ですから、もし、普段から骨盤が広がっている感じがずっと続いているなら、一度骨盤の開き具合を測る検査を受けることをおススメします。
それでもし、あなたの骨盤が標準(年齢により基準値が異なります)より5cmを超えてなければ、ユルユルに開いた骨盤を引き締めるタイプの骨盤矯正を受ければ改善が見込めます。
いくつになってもゴム調節に頼ることないおしゃれなベルトを締めたパンツスタイル、ハイヒールの似合うキレイな体型、凛とした美しい歩き方をキープしたいなら、加齢による骨盤と股関節の密接状態を防ぎ、元来の骨盤呼吸を取り戻して骨盤リンパの流れを滞らせないことがポイント。
とにかく骨盤さえキュッと引き締まってしまえば、ヒップが上がって太ももとふくらはぎが細くなるだけでなく、背部痛、腰痛、鼡径部や恥骨の痛みなどもまとめてスッキリしますから、(老化が進んで)骨盤の広がり感があるなら、迷わず早めの対策を!