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(重症)症例no.2

<初来院>2007年9月  <日野市>男性60歳(会社役員)
<主訴>腰痛・坐骨神経痛  <症状歴>20年 
<選択コース>根源療法コース(半身)
<通院ペース>週1回x6か月+以降月2~1回  <施療完了時期>2011年6月(退会)
<現在>2015年に再入会。体力と運動能力向上を目的に月2回メンテナンスを継続中。

長年、ひどい腰痛と足の重だるさに悩まされていましたが、来院の半年前あたりから、家の階段は手すりを掴んで腕の力で上るなど、足が動きづらいために不便さを覚えるようになり、寝たきりになる恐怖がよぎったという。

当院には車でお越しになりましたが、自宅の玄関から駐車スペースまでの距離10mをびっこ引きながら5分かかって歩いたという。

詳しく聞いたところ、6年くらい前あたりから、歩いて3分も経たないうちに腰が曲がってきて休まないと再び歩けない。 就寝中にはよく足がつり、並行して腰と足が痛くなったようです。 ゴルフもボーリングもその頃からできなくなってきたとのこと。

今まで有名病院を数軒、健康番組で紹介されていた有名施術院に通うなどしたそうですが、 場所が遠いなどの理由で継続できなかったという。

それに、どこにかかっても坐骨神経痛との診断だったようですが、レントゲン画像をよく観察していると、2つの腰椎が癒着しているのではないかと疑われるほど関節のスキマが狭まっている状態を発見。

おそらく、その関節の状態が引き金となって腰と足の運動機能低下を引き起こし、背中を支える筋肉が弱って腰が曲がり、動作を変える度に足腰に激痛が走っていたのだと思われました。

また、男性には珍しい骨盤の開きが見つかり、骨盤が閉じ下肢が安定した途端、足腰だけでなく慢性的な背中の痛みもまとめて良くなりました。

ただ、家の中での静かな生活でも、トイレにいく、階段を上るなどの基本動作に支障が来たしているほど悪化していたため、痛みが消えるまで半年、ひと段落つくのに1年を要しました。