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膝の痛み・曲げ伸ばしが痛い場合の初期判定結果

膝の痛みの初期結果

(1)のみの場合

まだ特定のゆがみやズレが起きていない状態

悪い体の使い方の見直しと運動で何とかできるレベル。


当業界では、膝は脚の“最後の砦”とも言われています。つまり、脚が悪くなる順番として、股関節か足が先に悪くなり、 最後に膝が痛むという順番があるということです。

当院の施術経験から言っても、半月板損傷、オスグッド・シュラッター病といったスポーツや生活上の突発的な負傷以外の膝の不調を施術する過程に、 膝関節よりも股関節、足根骨の矯正の割合が高い傾向があります。

“最後”ということは、負傷してもカバーできる箇所がないということになりますので、 痛みに発展する予防として、歩き方などの生活習慣の見直しや運動で対処することを強く勧めます。

それ以外の場合

症状の習慣化の手前にいる段階

ゆがみが複数になり、身体のバランスが崩れつつある状態にいます。


特に(2)にチェックが多くつく場合は、慢性化に向かう過程と思われます。

このままケアを受けずに放置すると膝の骨や靭帯の変形が進み、痛む範囲が広がったり、動作の制限が起きたりして悪化することが予測されます。

違和感から痛みに変われば、生活に支障が出るほど悪化するのは時間の問題でしょう。

また、若い頃に半月板などの靭帯への手術を受けて完治しなかった(不調が残ったなど)がある方は、 もし、症状が少し進行したと感じたのであれば、膝にばかり負担がかかることを防ぐためにも、下肢全体のバランスを安定させるケアを受けて、 60歳でも70歳でも、背筋を張ってさっそうと歩けるように備えた方が良いと思います。

症状の悪化で施術回数が増えたり、施療期間が長くなることを防ぎたいなら、早めのバランス回復がキーポイントです。