<初来院>2007年7月 <青梅市>女性43歳(自営業)
<主訴>ダイエット失敗を繰り返す <症状歴>10年以上
<選択コース>トータルビューティコース
<通院ペース>週1回x3年+以降月2回
<施療完了時期>2011年9月施錠完了。以降、月2回でメンテナンス。2016年9月に退会。
20代でパニック障害を患い、40歳を超えて女性ホルモン分泌低下を伴った不安定型の自律神経失調症に発展し、症状がこじれた模様。
ただ、お悩みは症状ではなく、ダイエットを成功させたいだけとの事。
20代では美ボディをキープできていたが、33歳の出産で10kg太って以来、元の体型に戻らず40代に突入してしまったという。さまざまダイエットに取り組んでみても、やめたら産後の悪い体型に戻ってしまうことを繰り返してきたそうです。
一般的には、成長期が終われば(20歳くらいから)老化が始まると言われ、それまでの若さの貯金は、20代でほぼ使い切ってしまいますので、30歳を超えたあたりから表面化しはじめます。
そういった女性の体の事情から、33歳はちょうど老化が勢いづきそうな頃ですから、加速する老化に対して健康増進に勤しみ、健康力で対抗すれば、初産でひどく太ったとしても、割と時間をかけずに元の体型を戻せるのが普通だと思います。
しかし、幼少期より何度も自家中毒を起こしていたという話から、自律神経のバランスが整いにくい体質が根底に見え隠れし、また、骨盤が病的に開いていたために、様々な身体症状を引き起こして、代謝の向上に働くはずの多くの健康力と体力が、老化で消費されるという悪いサイクルに陥っている可能性が高く、そのために老化が一般の30代女性よりも早く進んだでのではないか、という疑いが浮上。
仮に、もし本当にそういう悪い体質が体の中で形成されていたら、ダイエットにチャレンジしても、一時的に成功はしても、維持し続けることに関しては、まず成功しないだろうと予測がつきました。
ダイエット成功には代謝UPは欠かせません。ですから、まずしなけばならなかったのは、身体の症状を回復させて、本来の健康力と体力を老化に抗じさせて代謝を取り戻すことでした。
一般的には、美容矯正をはじめると、6か月もすれば体型も症状も好転するはずですが、 女性ホルモン分泌低下(プレ更年期)と不安定型の自律神経失調症による症状がありすぎたため、一進一退を繰り返し、代謝も抵抗力、体力もなかなか上がりませんでした。
それでも、施術をはじめて1年でダイエットは成功し、産前よりも軽い体重にはなりましたが、ブルドッグフェイス、ヒップや内もものハミ肉など、顔と骨盤の老化に関して細かい調整を希望されましたので、最終的に本人が望む体型になるまで4年はかかりました。