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ダイエット成功者 『笑顔』の下に隠された本当の素顔

※お店の初代HP(2005~2008)のコラムに掲載していた記事のリメイク版です。


ダイエットに関して、2つの失敗を挙げるとすれば、

あたりではないでしょうか?

これらの対策として、時間をかけて体重を落とすこと、栄養バランスの良い食事に正しい食習慣で対応していくことは望ましい視点ではありますが、もっと重要なポイントを見落としがちです。

それは体重の減らし方を間違えると、痩せて若々しい姿になるはずなのに、逆に老けてしまうのです。

これは、意外と身近にある危険でありつつも至極当然のことではないでしょうか。

本来ならば、「ああ、そうですね。そこ無視するとヤバイ」と簡単に気がついてもいいはずですが、テレビや雑誌ではこの大切な点が全然言及されていないのです。

おそらく、口が裂けても言えないのでしょう・・・。

では、その最も危険な失敗はどういった見た目になるのでしょうか。

そのヒントはダイエットに成功した方の写真の中にあります。

おそらく、劇的な減量をイメージするなら左から右への絵ですよね?

例えば、30kg減!この数字は、すごく頑張らないとなかなか出せません。

たいへんすばらしいことですが、キレイと言えばどうでしょうか?

もっと細かいところ、例えば、痩せた時の顔の肉付きは?

年齢が現れるといわれる首元は?

どうでしょう?

顔についても注意深く見ていただきたい。特にホホと口元です。

では、拡大した絵をご覧になってください。

成功者の多くの写真は、『笑顔』ですが、なぜ笑顔でしょうか?

これは笑顔でなければならないのです。

どの方も年齢が若いのに、いくら笑顔でもこれは不自然でしょうと思われるくらい、相当深い肉厚なシワがところどころにあるでしょう?

真顔に戻した瞬間「ドドッ」と落ちてきそうなカンジの・・・。

笑って顔に力が入っているので、遠くから見れば首が細く、顎がシャープに見えますが、眼の下や頬、首に線状のたるみがこれだけありますから、顔の力を抜くと頬がブルドッグのように下がる可能性があります。

アゴや口まわりは若さや好印象を決める顔つきや表情の要です。ここにシワやたるみがあるだけで顔が老けこんで見えてしまいます。

この小さな写真でここまでわかるってことは、実物大では相当目立つのではないか・・・と、考えるだけでもコワイ!

そう、「ダイエットに成功し、理想の体重を手に入れた喜びや達成感に満たされての笑顔」だけではないのです。

絶えず笑顔にしておかないと老け顔に見られてしまう!なんてことにならないためには、減量と同時に激減する顔の代謝を上げる必要があることは、言うまでもありません。

以上がダイエットでのありがちな大幅減量という失敗になります。

また他にも、鍛えすぎによる老け顔の失敗が挙げられます。

具体例としては、皆様がよくご存じのカーリング女子選手がボディメイクコンテストに出場された時に見られたケースです。

彼女、当時は32歳。引き締まった身体やタンニングされた肌といった変化よりも、深いシワが刻まれた笑顔の表情に目がいってしまった、のは私だけではないと思うのですが、、、。

筋肉は血液のかたまりです。そして血液は基本、熱を持っています。

鍛えて筋肉を増やせば、筋肉に貯留される血液も増えます。

当然、熱発生が膨大になり、そのせいでお肌の水分が慢性的な蒸発状態に陥り、下まぶた、頬や口元にシワ、お肌がゴツゴツと硬くなり、凹凸があらわれた末にたるみ、老け顔が形成されていきます。

これもまた、失敗すれば取り返しがききません。

今の高度なお化粧技術でなら、なんとか修正できるかもしれませんが・・・

顔は非常にデリケートな部位ですがら、お気に入りの素顔をいつまでも若々しくさせていたいなら、筋トレは引き締め程度にとどめておきましょう。

基礎的な知識ですが、筋肉を収縮させるのは交感神経のはたらきであり、逆に柔らかくするのにはたらくのが副交感神経です。

筋トレは交感神経をバリバリ働かせますから、筋肉の収縮を過剰に促します。当然、顔に対してもその影響が及びます。

では、どのような悪影響が及ぶのかを図で見ていきましょう。

まずは、筋肉の縮み方には大まかに2つの基本パターンあります。縦方向に縮むA、横方向に縮むBです。

そして、顔に関しては、筋肉の上にお肌が乗っています。

目や鼻のまわりは細かい筋肉が集まっていますので、多くの場合、Aパターンの収縮が起きます。

そして、その収縮が複数になってきますと、筋肉と筋肉の間に隙間ができ、そこにお肌が入り込ますので、しわが形成されやすくなります。

一方、おでこやホホの筋肉は、目や鼻の筋肉に比べると大きいですから、しわよりもタルミを形成します。

ホホやおでこも、まずはAパターンで収縮しますが、しばらくするとBパターンの筋肉収縮が起こり、筋肉が厚い顔の下半分が硬くなります。

上の図が示すとおり、AとBパターンの筋収縮が重なることによってホホが下がり、口元まで届く溝の深いタルミ(=ほうれい線)が形成され、お肌に複数の凸凹が発生し、老け顔が作られていくのです。

ただ、上記のデコボコ肌の老け顔図が示す通り、ある一定の距離から相手の顔を見た時に、しわやほうれい線は際立って目立つわけではないと思いませんか?

それよりも、下がったまぶたやホホ、口元のデコボコが目立ちませんか?

実は、老け顔を作る犯人は意外にもしわやタルミではなく、見栄えの悪い肌が真犯人だ!と言えるのではないでしょうか?

20代中盤までは、減量と同時に肌ケアと表情筋をよく動かすことで対処できますが、30代に入るとお肌の老化促進が本格化する、表情筋を動かすには肌に折り目(シワ)を余計に増やすリスクが出てきます。

そのため、ケアとしては、入念なお肌の手入れに加え、地肌を支える筋肉を柔らかくする小顔矯正を取り入れることがベストといえます。

顔と首(前面)の筋肉は感情筋で構成されています。

その構造から、頭部前面の筋肉を柔らかくする=良質な感情的刺激が発生し、それが直接、副交感神経に働きかけます。

そして、副交感神経が正常に働くようになると、水分の通りが良くなり、お肌がフワフワに柔らかくなります。

キメの細かい瑞々しいお肌、齢をとってもシワやたるみの少ない若々しい顔の根底にあるのが副交感神経の働きなのです。

また、頭寒足熱という言葉が示す通り、頭や顔(お肌)が冷たい=水分の流れに滞りがないほうが体の健康には大変良いとされます。

ついでに首とデコルテリンパの流れも良くなり、よく眠れるようになるだけでなく、疲れがすっかり取れ、動悸や胸苦しさ、無性に食べたくなったり食べたくなくなったりする不安定な気分等もまとめて解消します(=自律神経が整う)。

つまり、小顔矯正を施すと深く呼吸ができるようになって免疫力が上がり、活力がみなぎり、集中力やモチベーションUPというオマケもついてくるのです。

健康を土台に美しくなる、これが小顔矯正を施したときに本当の効果です。

エステは表面のお肌だけ、顔のマッサージは筋肉の浅いところが柔らかくなるだけ、また、今はやりの美容鍼にしても、浅く刺す鍼では、お肌のターンオーバーを通して小顔になれても、美しいフェイスラインを保持し続ける役割を果たす深層の筋肉までほぐされて柔らかくなることはないでしょう。

しかし、小顔矯正を施すと、顔の全ての筋肉が芯からほぐれるだけでなく、良好な水分循環と筋肉に常に柔軟性を与え続ける副交感神経の良質な働きをも手に入れることができるのです。

若々しいキレイなボディ作りに、筋トレという土台があるように、お肌若くてキレイにも顔筋の調整という土台があります。

あなたは↓のように、後ろ姿なら若見えするボディだけキレイなアラフォー女性になりたいですか?

それとも↓のような顔もボディも等しく、若くてキレイなアラフィフ女性になりたいですか?

もしも、後者になりたいと強く思うなら、ぜひ、お近くで小顔矯正を受けてみてください。

きっと、かかって良かったと喜んでいただけると思います。

2025年6月 院長 諸井竜介