現在、通院されているお客様の予約施術のみ承っております⇒

胸・肋骨の痛み

胸痛といえば、多くは大病だったり、医学的処置が必須な病気の予兆であるなど、適切な医療を受ける機会を失えば命取りになるかもしれない、という非常にデリケートなテーマであるため、取り上げることを避けてきました。

しかし、骨格に20年近く関わって検証してきた結果、骨格矯正でも対応できる症状がかなり絞られてきましたので、臨床での成功例をもとに紹介してみたいと思います。

胸・肋骨の痛みの様態と原因

病院の検査で判明する、肺や心臓疾患、乳がん、帯状疱疹などの大病、肋骨骨折・肋軟骨捻挫、先天的奇形・変形以外の胸の痛みといえば、胸椎と胸郭の歪み・可動性の障害による胸痛や肋間神経痛、自律神経失調症が挙げられます。

様態について

胸椎棘間靭帯の損傷による胸痛

背骨と背骨をつないでいる靭帯が伸張・損傷することで起きる胸の痛みです。初期は「気にすれば痛いような気が、、、」といった程度の違和感ですが、症状が進むと集中力を削がれるくらいの痛みに発展します。


痛みの範囲は、胸部か背中か、あるいは両方の狭い範囲です。骨格矯正学的にはよく知られた症状ですが、医学的にはほとんど言及されていない症状です。

肋間神経痛

剣山で刺されているような激しく鋭い痛み、または焼けつくような痛みを発し、痛みの範囲は肋間神経の走行に一致し、胸部だけなく背中の方にも症状が出るため、帯状疱疹と間違われやすいのが特徴です。

発作が起きると片肺が猛烈に痛いとか、胸全体が強く締め付けられ、痛みと呼吸困難で苦しくなることもあります。

胸郭可動性の低下による胸痛

肋骨と胸骨をつないでいる部分、あるいは肋骨と肋軟骨の接合部に歪みが生じることで起こる胸の痛みです。よく似た症状に肋軟骨炎があります。

原因となる肋骨や肋軟骨の位置、痛む箇所は肋軟骨炎と同じですが、ゆがみや接合部の可動性低下によって引き起こされる点、炎症がない点は肋軟骨炎とは異なります。

とはいえ、医学的には全く言及されていないような説明になりますので、あくまで当院の臨床結果に基づく勝手な見解だと思ってくださっても結構です。

自律神経失調症

交感神経が高ぶり過ぎると発症する場合があります。代表的なのは、心臓神経症やパニック障害です。

突然胸が痛んだり、かと思えば、胸全体が苦しい感覚が広がりつつ鈍い痛みが何時間も続いたり、鉄板を胸にグイグイ押し付けられるような圧迫感、死んじゃうかもしれないと思わせるような息苦しさ、心臓が破裂するんじゃないかと恐怖するくらいの動悸、めまい、震えなどが繰り返されます。

ただ、高血圧でも同じ症状が出現するため、鑑別が必要です。

また、パニック障害は主にストレスや過剰なプレッシャーが原因とされ、男性よりも女性の方がわずかに多い程度ですが、心臓神経症は女性ホルモンの乱れが関わる説が有力なのか女性に多いとの報告があります。

確かに、当院においても20代~40代ならPMSやプレ更年期、50代以降は子育てが終わった更年期真っただ中の女性に心臓神経症が多いという感想があります。

原因について

胸椎棘間靭帯損傷による胸痛


上半身をよく使う運動のしすぎや生まれつき背骨の動きが悪い人に症状が現れる傾向があると見立てております。

肋間神経痛

肋間神経痛は、医学の世界では明確な物理的要因がないとされていますが、骨格矯正学的には椎間狭窄による肋間神経の過緊張に加え、肋間狭小と肋間筋のスパズム(=緊張が解けなくてガチガチにコリ固まった筋肉)による肋間神経への圧迫が、激しい痛みを引き起こす直接原因と見立てています。

胸郭可動性の低下による胸痛

〇転倒で胸を打ち付けるといった突発的な外傷
〇ゴルフなどの上半身を使う反復動作的な運動
〇長期にわたる激しい咳などの生活習慣

また、肋間筋の硬くなることで起きる肋骨の狭小や肋骨の歪みによって症状が引き起こされるため、ストレスによる過緊張も直接的な原因となりえます。

また、横向きに寝る、特に左を下にして丸まって寝る習慣がある場合、若年齢から症状が出現するというケースも報告されています。

自律神経失調症

ストレスがかかると自律神経がどのようにおかしくなっていくのかの詳細は自律神経失調症の症状解説ページをご参照ください。

胸・肋骨の痛みの対策

まずは、チェックしてみよう!

胸椎や胸郭のゆがみを正した方が良いのかを判別する簡単チェック

(1)自己メンテナンスで何とかなるレベル
  • ヨガや体操で「もっと胸を開いて!」と注意されることが多い
  • 気がつくと脇の下や乳房の横あたりを触っている
(2)施術を受けることが好ましいレベル
  • チクチク、ピリピリといった明確な違和感がある
  • 大きく深呼吸をすると、ズキッと痛むことがある
  • レントゲン・CT・MRIで異常がないにも関わらず、肋骨や胸の真ん中を指で押すと痛い

(1)で1つ(2)が2つ以上チェックのついた方は、
次の項目チェックへ進んでください。それ以外の方は、初期判定を確認しましょう。

即刻、施術を受けることが好ましいレベル
改善までには長期間が予想されます
  • 喉やデコルテあたりが詰まる感じがして息を深く吸いこめない
  • 疲れがたまると乳房の真下の肋骨が苦しくなったり痛くなることがある
  • まれに呼吸をするたびに筋肉がつった感覚があり、1日以上続くことがある
  • 💣発作がはじまるとうずくまって呼吸をしたくないくらいの痛み
  • 💣乳房を手術したことがある
  • 💣幼少期に気管支炎か喘息を患っていた
  • 重い物を持ち上げたり、くしゃみやせきで痛みが走る
  • ティーツェ病である
  • 階段を上ると呼吸が苦しい
  • 突然動悸がして拍動のたびに胸がズキンズキン痛み、力が抜ける感覚に襲われる

上の無印3つのうち1つ以上にチェックがつき、💣マークかマークにチェックついた方、あるいは、単独でマークにチェックがついた方は最終判定をご覧ください。

院長
院長

突然、胸が締めつけられて死んじゃう!ってくらい息ができなくなる苦しい胸の痛み。それは、あばら骨一本一本がきちんと広がっていないことによります。

アコーデオンのような動きを獲得するため、肋骨間の筋肉を柔らかくすれば、肋間筋とリンパが整って深く息を吸いこめる「開く胸郭」になり解決します。ついでにお腹が凹み、バストも上がりやすくなります。

リンパがよく流れる胸郭にして、代謝すこぶる健美ボディをGETしませんか?

※症状に対して処置する時に、背骨や骨盤の矯正で済む場合は、根源療法コースに該当しますが、肋骨を矯正して肋間筋に柔軟性を与えないと解決しない場合は、肋骨リンパ矯正オプション(詳細は院内案内にて)をつけての施術となります。ご了承ください。