初期はこめかみ、あごやホウレイ線に違和感程度ですが、末期は目や口が開けられないくらいの激痛の顔面神経痛の病態と原因を説明します。
こめかみ・ホホ・アゴの痛みの病態と原因
病態について
徴候 |
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目、口がブルブル震える感じがする(鏡でみてもわからない程度)継続的ではなく、断片的。就寝中には起きません。 ◆目や口が小刻みに震えることがある |
初期の症状 |
継続的な違和感や痛みがある、気がつくと顔を触っていることが多いのが特徴です。 また、いくら歯を治療しても痛みが続く、抜いても抜いた場所がいつまでも痛いという具合です。 ◆薬の服用で痛みは和らぐが顔全体の重い感覚は残る ◆おでこ、目まわり、ほほ、こめかみ、あごに限定的な痛み ◆鏡でみると目やほほが腫れぼったい、重い感じがする ◆気がつくとホホや顎の下を指でグリグリ押している |
末期の症状 |
疼痛、かなり強い痛み、電撃痛。痛みの和らぐ姿勢がありません。動けば動くほど痛みが強まります。また、就寝中でも痛むため、日常生活が困難と判断され、顔面への注射と安静での対処しかなくなることも。 ◆口にふくんだ水がこぼれる ◆少しでも顔を動かそうとすると激痛が走る ◆顔半分が下がる(変形する) |
原因について(当院の見解)
顔を変化させる要因は主なところで、
- 肌
- 筋肉(表・深層筋)
- 顔の骨
- 血行
- リンパの流れ
- 精神状態
の6つです。
しかし、マヒして片側の顔が下がるのは、頬杖をつく、横向きで寝るという日常動作を通じての顔の変形や、口が歪んでいる、目の高さが左右違うなど筋肉(『表面筋』)の使い方に起因する顔の変形と表面上は同じように見えても、原因が同じではありません。
表情筋(顔の表面筋)は別名で感情筋ともいわれ、精神状態に左右される筋肉という特質から、過剰で継続的な『ストレス』が主原因と考えてもよいと思います。
こめかみ・ホホ・アゴの痛みの対策
眉・まぶた・口など顔パーツの痛みをチェックしてみよう!
院長
あごのゆがみ・顎関節症はページの下へ
顔の筋骨格のズレを正した方が良いのかを判別してみよう!
(1)が2つ以上に、(2)が3つ以上チェックのついた方は、次の項目チェックへ進んでください。 それ以外の方は、初期判定を確認しましょう。
上の無印4つのうち3つ以上にチェックがつく、あるいは マークか、マークにチェックついた方は最終判定をご覧ください。
あごのゆがみ・顎関節症をチェックしてみよう!
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院長
毎食、噛むたびに顎がズキッと痛む、キーンと響く。起床時に顎が疲れている感覚、 歯医者さんで口を開けっ放しするのがしんどい、などが出始めたらすぐに対処されることをお勧めします。