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膝の痛み・曲げ伸ばしが痛い

正座で膝が痛い

階段の上り下り、膝の曲げ伸ばしがつらい!時によっては、膝からかかとにかけてしびれを伴う膝の不調、高齢者に多い変形性膝関節症の原因と対策を説明します。

水を抜いてもらっても、コンドロイチンを服用しても、なかなか改善されないのはなぜ?

膝の痛みや曲げ伸ばしが痛い方の病態と原因

病態について

初期の症状
特定の動作に症状出現。休めば良くなる。
(動き始めだけに痛く、動いている間は違和感)
◆椅子からの立ち上がりに痛み
◆和式のトイレは苦手になってしまった
◆長く立つと膝が重くなる
◆歩行中に痛みではないが、何となく膝が気になる
◆階段を上る時に膝が痛い
中期の症状
膝を曲げ伸ばし、捻る動作の全般において痛みが出現し、継続的に痛みます。しかも、安静時でも痛みが緩和しないことがしばしばあるのもこの段階です。
◆長く歩いていられない
◆立膝の状態での移動が難しい
◆階段を下る時、追い足でないと不安
◆急な階段、坂道の下りで突然力が抜ける
◆正座が困難
末期の症状
関節の変形が大きく進むため、膝が曲げ伸ばしが困難になります。日常生活に大きな支障が出てきますので、まだ60代であっても、多くの場合は人工関節への置き換え手術を勧められます。
◆歩行時には杖が必要
◆階段の上り下りに激痛が走る
◆正座は全くできず、立膝も困難
◆足で車のアクセル・ブレーキ操作も困難

原因について(当院の見解)

【悪い生活習慣】
運動不足で長く歩けば疲れるようになります。疲れると、自然に外股で歩く癖がつきます。足を開いて歩くと安定しやすく、楽だからです。また、女性であれば、パンプスやヒールなどを履く習慣をつけてしまうと、つい二線歩行(外股歩き)する癖がついてしまいます。しかし、この歩き方は、外反母趾や0脚の原因になるばかりでなく、楽をした分、膝の内側に負荷をかけ、ネジレを引き起こしてしまいます。長く楽な歩き方をしているだけで、立ち上がる、座るといった日常のささいな動作でも痛みが走る体になってしまうのです。
膝痛と外股の原因

膝の痛みや曲げ伸ばしが痛い方の対策

まずは、チェックしてみよう!

膝のズレやゆがみを正した方が良いのかを判別してみよう!

(1)自己メンテナンスで何とかなるレベル
  • 片足で椅子からの立ち上がりがきつい
  • 自転車をこぐと膝がポキポキ鳴る
  • あぐらをかく時に何となく膝が気になる
  • 足よりも膝の冷えの方が気になる
  • しゃがんだ状態から立ち上がる時に膝の内側に違和感
(2)施術を受けることが好ましいレベル
  • 向きを変える時にズキッと痛む
  • 横向きに寝て膝を曲げていると楽だ
  • 立て膝をすると膝のお皿が痛い
  • 片足立ち1分で膝や足首が安定しない感覚になる

(1)が4つ以上に、(2)が3つ以上チェックのついた方は、次の項目チェックへ進んでください。それ以外の方は、初期判定を確認しましょう。

即刻、施術を受けることが好ましいレベル
改善までには長期間が予想されます
  • 座って爪を切るのも困難
  • 起床時に膝を伸ばそうとすると激痛が走る
  • 椅子からの立ち上がりに時間がかかる
  • 危険症状靭帯手術の後遺症がある

上の無印2つのうち1つ以上にチェックがつく、あるいは マークか、危険症状マークにチェックついた方は最終判定をご覧ください

院長
院長

足や膝のゆがみやネジレ、半月板などの軟骨・靭帯損傷の手術後不良や、軟骨の摩耗、関節の変形によって引き起こされる膝の痛み。 違和感から痛みに変われば、生活に支障が出るほど悪化するのは時間の問題でしょう。

そうならないうちに、症状が少し進行したと感じたのであれば膝のゆがみを正す、 軟骨の摩耗や関節の変形であれば下肢全体のバランスを安定させ、症状の進行を遅らせて 60歳でも70歳でも、背筋を張ってさっそうと歩けるように備えていきませんか?