(1)のみの場合
ゆがみはそれほどひどくなっていない状態
姿勢の見直し・エクササイズ等の自己ケアで何とかできるレベル。
背中は、まず骨格がガッシリと丈夫です。筋肉が大きいので筋力もあります。だからこそ、関節が固まりやすいという特徴があります。
しかし深い呼吸の習慣があり、腹筋と背筋の筋力バランスがとれていて筋肉に柔軟性があれば、関節の可動域が維持されます。
したがって、腹筋と背筋、両方の筋力を均等に保持しつつ、背中全体が柔らかくなるストレッチやエクササイズで十分対処できると思います。
それ以外の場合
症状の習慣化の手前にいる段階
ゆがみが複数になり、身体のバランスが崩れつつある状態にいます。
特に、(2)のチェックが多くつく場合は、身体のバランスが崩れつつある状態にいます。
このままケアを受けずに放置すると、根本原因が固定化して痛みが深くなったり、範囲が広がったりして悪化することが予測されます。
胸椎(背骨)は構造と機能の特性上、痛みが現れていなくても姿勢が崩れやすくなっている時点でゆがみが固定化し、全体的な硬化が進みつつあるという見解を当院は持っています。
そして首の骨同様、背骨も可動性不全を起こしやすいので、背中のハリから疼痛へと変化するのも他の部位と比べて早い傾向があります。
ですから、もし現在の時点で(1)全てにチェックがつき、(2)が2つ以上、その上で突っ張り感に気がつくことが多いとお感じなら、該当部位を動かす運動(腕回しなど)は症状を紛らわすだけで、気づかないうちに陰で悪化させることが多いですから、早めに施術にかかることをお勧めします。 症状の悪化で施術回数が増えたり、施療期間が長くなることを防ぎたいなら、早めのバランス回復がキーポイントです。